#3「諦めつかず」

2歳から習っていたエレクトーン

小4から始めたバイオリン

小5〜6まで週一で通っていた合唱団

全部嫌いだった。休みの日はすこぶる嬉しかった。ただ個人的に歌うのは好きだった。

 

中学で出会ったUVERworld

初めはドラムがしたかった。出鱈目なドラムを鉛筆で卓上に叩きつけていたのを今でも覚えてるしきっと勉強机にもまだ残ってる。しかし家族にうるさいと総バッシング。

その次はベース。エアギターにてイメージは万端。調べると数万円で買えるものがあるそうだ。買うつもりだと母親に言ったらバンド猛反対。

それでも諦めつかずバンド音楽に縋りつきカラオケで歌い続けた高校生活。それがボーカルの原点。

 

部活動でバンドができる夢のような大学生活。自分のバンドを組みたいと切に願い方々に声をかけたが全敗北。

それでも諦めつかず社会人になってやっと組めたバンド。現在作詞作曲ともに行なっている。

 

作詞はおしゃべりな性分なのである程度はできるが作曲ができない。

4年間プロの音楽をコピーし続け耳が肥えたせいか、はたまた。

現在傷心中。何も浮かばないどころの話ではない。

好きなものに振り向かれない辛さとまだ明け切らない寒さが不健康なほど五臓六腑に染み渡っている。

 

阿呆は過去を振り返る。賢人は歴史を振り返る。

まだ阿呆でいたいせいか己の行動は読めている。

才能がないのは嫌でもわかるが、ただやるしかないのだ。

己が阿呆で良かったと思えるその日まで。